日本酒と産業廃棄物

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寒い季節となりましたが、この時期は日本酒の寒造りの最盛期でもあり、最近日本酒に目覚めた自分にとっては毎日様々な地域の酒蔵の新酒が発売されるので、とても楽しみな季節でもあります♪

先日都内の日本酒イベントへ足を運び、各県の蔵元の方や唎酒師(ききざけし)の方とお話ししながら自慢の新酒を沢山呑ませていただきました。

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〈出展された日本酒や焼酎〉

そのイベントではいくつかの有名料理店が屋台出展し美味しいつまみもいただけたのですが、その料理のなかでも「粕汁」がとても美味しかったのです!正直言うと酒粕自体今まで食べたものはあまり美味しく感じられなかったのですが、今回いただいた粕汁は美味しかったです。使用される酒粕は参加酒蔵の中からの日替わりで、その日は地元静岡の「磯自慢」の酒粕だった為、しっかり地産地消も出来ました(笑)

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〈右側が粕汁です。〉〈器はしっかりした固さと光沢のある和紙素材でした。〉

 

酒粕について後日調べてみると、江戸時代では酒粕は消費しきれないため、廃棄物として捨てていたそうです。(後に愛知のある酒造で酒粕を再利用し寿司のシャリ用の酢を作り出し、酒粕酢として江戸で売られヒットしたこともあったとか‥)

現代では大手酒造では酒粕の出ない酒造り(「融米造り」)にシフトしています。大手酒造メーカーではこの液化粕を減らす研究を行っている様ですが、融米造りで出た廃棄物は液化粕といい酒粕として使用出来ない為、現在は産業廃棄物として処理しているそうです。

その為こんなに美味しい酒粕は従来の酒造りを行っている酒蔵でしか出ないみたいです。しかし酒粕は栄養価に優れていて健康食ブームもあり、漬物にも欠かせない食材なので酒粕の価格高騰・品切れも起こっているとか‥昔は産業廃棄物として捉えていたものが、今は需要が高まっている‥廃棄物も時代や見方を変えればこんなに違う扱いになるのだなあ~と思いながら、これからは酒粕を見る目も変わりそうです!

reporter:AH

 



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[ 2016/02/26 更新 ]