先週、業務終了後、本社にて燃料削減の勉強会が開催されました。
今回の内容は静岡県安全運転協会から借りた『もっと減らせる!交通事故~プロに学ぶ安全運転』というDVD鑑賞と『危険ドラック』についてでした。
DVDを鑑賞し、多くの交通事故は「だろう」運転の見込み違いで、一瞬の不注意が事故を引き起こします。危険を予測し回避する「かもしれない」運転が交通事故防止の決め手になるそうです。
・交通事故ゼロを目指して
・運転のプロが一般ドライバーの運転をチェック
・プロに学ぶ安全運転 (優良運転者が実際の事故を分析・解説)
・事故例① 「追突」
・事故例② 「出合い頭事故」
・事故例③ 「右直事故」
・プロドライバーが実践する安全運転の極意とは?
という内容でした。
『危険ドラック』はここ数年、使用者が二次的な犯罪や健康被害を起こす事例が多発し深刻な社会問題になっています。いわゆる“危険ドラック”は法律の規制が及ばないように「合法ハーブ」「お香」「アロマ」などと称して販売されている薬物です。これらの多くは、薬事法等で製造・輸入及び販売・所持等が禁止されていて、該当しなくても未知の薬物が混入されていることが多く大変危険です。一度だけでものつもりで使用し、事故などにより他人を傷つけることもあり、絶対に許されるものではありません。
そうした中、今年の7月には「脱法ドラック」から『危険ドラック』に新しい呼称になりました。更に、『危険ドラッグ』を使用して運転すると、道路交通法(過労運転等※の禁止)違反に問われ、交通事故を起こし、相手や同乗者に怪我をさせたり死亡させたりすると、危険運転致死傷罪に問われ、車輌の運転に問わず、所持、使用、購入、譲受も禁止されていて罰せられます。
超高齢化、自転車の増加、そして情報機器の急速な普及などにより交通事故も変化しているので、一見 当たり前と思われる運転の基本をしっかり守ることが事故防止には欠かせないですね。
因みに、警察庁のまとめによると、危険ドラッグ(ハーブを含む)を使用した後に交通事故を起こしたとみられる事故の検挙は2011年は0件だったのが、12年には19人、13年には40人となり、14年の上半期だけで30名なので、これから下半期はどうなるのでしょうか…恐ろしいですね…
Reporter :czr
※ 過労運転等には、危険ドラッグを含む薬物使用の影響により正常な運転ができないおそれがある状態での運転を含みます。