昨日、世界遺産に登録されている「富士山」の構成資産「富士山東口本宮冨士浅間神社」を参拝してきました。静岡県小山町の須走(すばしり)にあり、夏には富士登山の安全祈願をする登山客でにぎわいます。
実は御殿場に住んでいながら、この冨士浅間神社は参拝した記憶がないのですが所用もあり足を運んでみました。
802年の富士山噴火のとき、この地で鎮火の祭事を行ったのが起こりとされている古い神社です。弘法大師(空海)もこちらで修行し、富士登山をしていたという伝承があり、中世期頃までは弘法大師浅間宮と称されていたそうです。
2013年(平成25年)に富士山がユネスコの世界文化遺産に登録されたときに、「東口本宮冨士浅間神社」も構成資産の一つとして登録されました。
神社の鳥居は石製の大鳥居で「不二山」と記されていています。「二つとない(不)素晴らしい山=不二山・富士山」という意味が込められているのだそうです。
鳥居を抜けた参道は高い杉の木が立ち並び凛とした雰囲気が漂っていました。その先には境内中央、鮮やかな朱色の神門と一直線に神殿が並びます。
その神門の前には、狛犬。私は狛犬好きなので近寄っていくと、狛犬が3匹??よじ登っている狛犬の姿がとても可愛かったです。
本当は、、、富士塚を模した岩場の上に「獅子はわが子を千尋の谷に突き落とす」という、「獅子の子落とし」のことわざを倣った親子の狛犬だったのでした。他に類を見ない極めて珍しい狛犬でもあるそうです。
少し時間がなかったので足早に参道を歩いていても神聖な空気に包まれるようで私にとってはパワースポットでした。
浅間神社の総本山は「富士山本宮浅間大社」ですが、富士山を囲むように浅間神社は幾つも点在しています。それぞれの浅間神社が一つ一つ違った個性を持っていているので機会があれば行ってみたいと思います。
reporter:czr