『頂-ITADAKI-』

6月1日(土)・2日(日)に静岡の吉田公園で開催された野外音楽フェスティバル、『頂-ITADAKI』に今年初めて行ってきました。

通称、『頂フェス』は2008年から毎年開催されていて、毎年多くのアーティストが出演しています。音楽の他にも飲食店やワークショップが30店以上出店していてキャンプサイトも併設されているのでキャンプしながらでも、日帰りでも丸一日楽しめます。

私は音楽やアウトドアが好きなので各地で開催されている野外フェスによく行くのですが、今回行った頂フェスは他のフェスとは違った魅力やこだわり、環境にやさしい取り組みがたくさんありました。

まず、頂フェスで使用されている電力は100%バイオディーゼル発電です。

頂フェスでは使用済みのてんぷら油(=廃油)を回収し、燃料として使えるまで精製し発電機を動かすための燃料を作っていました。約4,000ℓ位集めた廃油は精製の過程で70~80%くらいに減り、約3,000ℓのバイオディーゼルになるそうです。その量だけで頂フェスを運営するすべての電力をまかなうことができるそうです。

そして飲食店がたくさん出店するフェスでは、ゴミがたくさん出るイメージですが頂フェスではゴミが出ないような工夫をしていました。

会場内の飲食ブースで販売している食べ物や飲み物は、全てリユース食器で提供されていました。食器を利用する時はデポジット料を支払い、食器を返却するとその金額が返却される仕組みです。

屋外イベントでよくある紙皿やプラスチック容器、割り箸や使い捨てのフォークなどは一切なく、飲み残しや食べ残しは用意された新聞紙で拭き取るといった工夫もされていました。

私の最大の目的は好きなアーティストを見るためだったのですが、この頂フェスの取り組みやこだわりを知って、家から廃油を持参し提供させて頂いたり、マイボトル・マイ箸を持参したことが少しでも力になっていたら、とても嬉しいことです。

ただ楽しむだけではなく、地球や環境のことにも気を遣いながら今後も参加していきたいです。

reporter:AXN

 

 

 



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[ 2019/06/14 更新 ]